教育関係の仕事してるからどうしても親御さんが子供に与える影響について考えさせられる出来事に触れることが多い
個人的にはお金がないよりも親が子供を愛してない、愛されてると子供が思えてない方が深刻だと思う
幼少期に大人に愛されなかった経験は人格を破壊してしまうと人を見ていて実感する
そういうモヤモヤを抱えてた俺が泣いた詩がある
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赤い林檎の頬をして
眠っている奈々子
お前のお母さんの頬の赤さは
ひところのお母さんの
つややかな頬は少し青ざめた
お父さんにも ちょっと
酸っぱい思いがふえた
お父さんは お前に
多くを期待しないだろう
ひとが ほかからの期待に応えようとして
お父さんは はっきり
お父さんが お前にあげたいものは
ひとが ひとでなくなるのは
ひとは 他人を愛することをやめ
他人があり
世界がある
お父さんにも お母さんにも
酸っぱい苦労がふえた
苦労は 今は
お前にあげられない
かちとるにむづかしく
はぐくむにむづかしい
自分を愛する心だ
欲しかったな