2021-08-10

馬鹿が読む古典ナンバーワン

にわかに「教養」に目覚めちゃった学生社会人が最も読む古典、それは

である

なぜ、彼らは孫子を読むのか。

まずなんと言っても短い。岩波文庫で全訳と解説付きで200ページしかない。しかも、一段落が短いから、ページは余白だらけ。ふだん活字を読む習慣の無い奴でも、これなら読める。

そして内容である。この書物抽象しか書かれておらず、読み手解釈次第でどうとでも取れる。だから、読解力の無い人でも、自身経験などに勝手に当てはめて、理解したような気になれるのだ。「孫子言葉経営にも応用できる」とか「孫子平和主義を説いている」とか言ってる連中がまさにこれ。

要するに孫子は、本来古典を読むのに必要な力が無い奴でも、教養的なエクスペリエンスを得られる絶好の書物なのだ

  • 手っ取り早く古典っぽいもの読んだ気になるために『十八史略』を読むのはダメですか?

  • 彼のパンツの色を知り己のパンツの色を知れば百戦殆からず

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