2021-06-05

自分は30代が目の前に迫っている社会人だが、ふとした拍子に昔を振り返ることがある。

昔を振り返ると言っても、学生時代動画を観る程度のものだが、しかし胸に来るものがある。

友人数人を車に乗せ、駅前ロータリーで屯している大学生たちに罵声を浴びせクラクションを鳴らして逃げ去るという、なんともしょうもない動画だ。

こんなしょうもないことをやっていた糞大学生だった自分も、気づけば社会に出て6年ほど経っており、意外とまともな社会性を持って市場の荒波を乗り越えてきたことになる。

当時の動画を恥ずかしくも冷ややかな目で眺めている今現在だが、ふと、当時の情熱はどこにいったのかと疑問に思う。

精神的な成長はあくまで地続きで、当時の感性は今も大きく変わってはいないと自覚しているが、ではそれを行動に移すかと言われると、なんとも微妙である

感性は変わらず、でもそれを基に行動することはないとなると、何か亡くしたものがあるのではと考えたところ、先に記した情熱というものがそれに該当する、という仮説を持った。

全く意味の無いことを、なんの疑いもなく行うことを可能にする情熱自分はそれを、どこに置いてきてしまったのだろうか。

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