2021-02-21

痛いオタクになりたくないと思って生きてきた

缶バッジだらけの鞄でライブ参戦して、そのままの格好でカフェに寄って大きな声で感想を語り合って。

推しの色の持ち物を集めて、グッズを部屋に陳列して、それをSNSで共有して。

キャラクターぬいぐるみを持ち歩いて旅先で写真撮影して。

アニメイトに入り浸って同人誌のコーナーで友達とワイワイ言って。

そういうタイプオタクをずっと見下し、そうはなりたくないと思って生きてきた。

人達アニメイトでワイワイ言っていたら「外で待ってるねー」といって外に出て待っていたし、グッズは多少付き合いで買っても身につけることは絶対にしなかった。オタトークは好きだったが、外ではあまり乗り気じゃなかった。

ただ、振り返ってみてみると痛かろうが絶対自分より彼ら・彼女らの方が幸せそうだったな。

無駄に周りの目を気にして痛いオタクであることを恥ずかしく思ってしまったが故に、楽しめる時間を逃してしまった。そのとき周りから痛々しいオタクとして見られたとしても、そうしていた方がきっと良い人生だったんだろうな。

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