「750ミリリットルくらいのテキーラ1本を制限時間の15分以内に飲み干せたら、10万円をご褒美としてもらえるという内容です。私は毎度このゲームをやっていたわけではなく、どちらかといえば稀にしかやりません。私としては、みんなで楽しくお酒を飲んで盛り上がりたいという、他のよくあるゲームなどと同じ趣旨のレクリエーションとしてやっていたものです」
アルコール40度の強い酒として知られるテキーラ1本を15分で飲み干すという危険なゲームを「レクリエーション」と表現する光本氏の感覚に驚くばかりであるが、彼は危険性を理解した上で、幾度もA子さんに確認したと主張する。
「『ほんとにできる? 大丈夫?』と繰り返し確認しました。その度、彼女は『できると思うのでやりたいです』と言うので、じゃあボトルを1本頼みましょうとなったのです。ゲーム用のコップも1つボーイさんに用意してもらった。ボトルを開ける前に、もう一度再確認しました。『自己責任と自分の判断になるけどやる? どうする?』と、他の10人にも聞こえる声ではっきりと。彼女は『やる』と答え、そして自分の手でボトルを開けてコップに注いだのです。なお、この先も最後まで、私を含め他のメンバーは誰一人、ボトルにもコップにも指一本触れておりません」