2020-11-29

今日読書

三島由紀夫没後50年という事で、三島由紀夫短編集『真夏の死』を2編読んだ。

煙草

三島由紀夫は実は〜」などとよく言われるが、「実は〜」なんてもんじゃない。

この小説では三島由紀夫の中の乙女心が完全に曝け出されてる。

大人になり、あどけない少年からおっさんになってしまった三島由紀夫は、

鏡の中の自分に抱かれる事で自分を慰めることを見出したのかも知れない。

春子

煙草』で三島由紀夫性癖を分かったつもりになっていたが、『春子』ではその認識を覆された。

「なるほど、おねショタ性の目覚めモノね」と読み進めると、TS願望、変則NTRと来て、そしてクライマックスどんでん返し...とM方面への性癖レーパートリーが広い。

「年下の女単体には興奮しない。自分に惚れてる年上の女が見ている前で年下の女とイチャイチャして年上の女が嫉妬するシチュエーションに興奮する」という部分はS面が出ていたけど。

  • 三島由紀夫の短編集『真夏の死』を2編読み進めた。 サーカス 金閣寺のプロトタイプ版? 気持ちは分かる。心の狭いカレルレン。 離宮の松 読んでて冷や冷やした。 『よつばと』のよ...

    • 三島由紀夫の短編集『真夏の死』を1編読み進めた。 クロスワードパズル 最後まで読んで「は?何これ」と思ったが、主人公がやられた仕打ちと同じことを読者に対しやっているのかも...

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