なんで家事をする人が「主な婦人」と呼ばれるんだ?
と不思議に思ってググってみたら、
江戸時代までは「家事」(≒使用人を取り仕切る)は一家の「主人」の仕事だったのが
明治に入って女子教育の教科書として西洋の家政書が入ってくると、
西洋的な「使用人を取り仕切るのは主人ではなく妻である」という価値観が入ってきて、
そのmistressの訳語として「正妻」「女主人」を意味する「主婦」という漢語を当てたと。
そのあと「家事」という言葉も「家内の全ての事」から変容して
炊事や洗濯などの具体的な作業を指すようになっていった。
つまり「主人」の対義語が「主婦」だったわけで、
現代になってその対義語として「主夫」ができたのは面白いな。
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