昔通っていた学校への道沿いに、小さい神社(祠?鳥居もセットなので神社っぽい)が屋上に建っているビルがある。学校はまあまあ辺鄙なところだったので学校以外にそこらへんに行く用事は無く、今では年に数えるほどしか通らない。
今日は学校方面のさらにもっと向こうにできたというお店に行きたかったので久しぶりにその道を通ることになった。自分はただ車の後部座席に乗っているだけで道中暇だったこともあり、ふと気が向いて「写真に撮ってみようかな、ネットにあげれば詳しい人にどうしてここにこういうものがあるのかもしかしたら教えてもらえるかもしれないし」などと思い、もうそろそろ例のビルが見えるというところでスマホのカメラを起動しようとした。
その瞬間母から電話がかかってきた。そのため写真を撮ることはできなかった。電話の内容は買い物に関するもので大した内容ではなかったが、何か不思議な力が働いたのでは…と感じずにはいられなかった。
一眼レフやコンデジであればそのようなことはなかった。甘え。