2020-02-27

社会は正しき人間を救う

anond:20200227134525

 

ところがその話にはまだ続きがあって、人間社会動物なのだ

社会動物というのは、社会・群れを形成することで種としての生存を目指す。

群れというのはどうやって形成されるかというと、秩序によってだ。

もっと言えば、秩序を乱すもの排除することによってだ。

 

お前のいう公平世界仮設だが、どうしてそれが人間に備わっているか

これはリベラル教育によるものではない。生物的に備わっている。

脳科学では、既に「公平モジュール」という、公平さを期待する部位が特定されている。あるいは、サルも公平を期待していることが動物実験によって確かめられている(エサを平等に分配されないと怒る)。

 

すなわち、この社会ほとんどの人は公平を期待している。

この前提に立つと、利己的な行動はむしろ個人的利益に反する。タイトル通りだ。世界は公平ではないが、社会は公平な人間を救うし、公平に行動しない人間に罰を与える。

したがって社会を使って世界を生きる以上、正しくあることが、個人的利益を得る最も確実な手段となるのだ。

記事への反応 -
  • 人は苦しい時、正しくあることで救われようとする。これは自分が正しければ悪いことは起こらないはずと言う直感によるものだ。この直感を公正世界仮説と呼んだりもする。 しかし、...

    • anond:20200227134525   ところがその話にはまだ続きがあって、人間は社会性動物なのだ。 社会性動物というのは、社会・群れを形成することで種としての生存を目指す。 群れというのはど...

      • せやで。しかーしパレードの法則、働き蟻の法則ってのがあってな 根本的に働く気がない協力し合う気ながいヤツらが存在するんやなぁ

記事への反応(ブックマークコメント)

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