会社でイヤな事があって、とぼとぼ帰路についてたら、
なぜかふと思い出した昔の話。
その掃除に出ない人、もしくは出られない人は、
母はその掃除に参加してたのだけど、
どうしても仕事があって掃除に参加できない日ができてしまったらしく。
私に、「今度の日曜日、団地の掃除に出て欲しい」と言ってきた。
「同じ千円払うなら、あんたに払った方がええわ。」と。
当時、高校生だった私は、「面倒だなーっ」と思いながらも、
「千円貰えるならいいや。」と思って承諾した。
玄関に箒と長靴が置いてあったから、それを履いて掃除に参加した。
ご近所さんは、みんな顔見知りで、
「えらいねー!」なんて言われながら、
なんだか恥ずかしいし、へぇへぇと頭を下げて掃除したんだけど、
すぐにわらわらと集まってきて、
「あら!新しい箒やね。」「○○ちゃんのお母さん、いつも毛がなくなった箒使ってたんよー。」「○○ちゃんが恥かかんように買ったんやないの。」と。
みんな笑顔でケラケラと笑ってるからそれもへぇへぇと聞き流して掃除した。
そんなどうでも良い出来事を、なんでこんな日に思い出したんだろう。
十数年以上前の話だよ。
そんな話思い出して、帰り道に泣いてた。
われ、めちゃくちゃいい思い出やんけ! そういう光景を思い出せる増田もめちゃくちゃええぞ。
よかったね。
彗でもほうきって読むのを初めて知った。だから彗星はほうき星なのね。