2019-07-22

真・ムテキ「HAHAHA覇波端刃把HAHAお前ごときが無敵とは片腹痛いなッ!」

無敵(偽)「俺は『普通』の人が持っているものを全く持ってないぜ。明日に怯えて暮らす弱者だ」

真・ムテキ「ならば問おうッ!今すぐ貴様死ねるのかッ!?

無敵(偽)「死にたいさ!だが同時に俺は生きたい!死にたいと思わずに生きたい!」

真・ムテキ「やはりなッ!貴様は『無敵』には程遠いッ!『普通』じゃなければ『無敵』だと思い上がっているだけの餓鬼だッ!」

無敵(偽)「ならば貴様は、今すぐ死んでも良いのか?」

真・ムテキ「どうでもッ!いいなッ!

無敵(偽)「なら今すぐ死ね

真・ムテキ「なぜダァ~~~~??」

無敵(偽)「自分理論証明してみせろ!」

真・ムテキ「囚われているナ~~~。己の理論証明する必要性に囚われている貴様はやはりッ!無敵などではないッ!」

真・ムテキ「無敵とはッ!社会への適合を捨てッ!己を認められることを捨てッ!尊厳明日もとっくに失ったものの事だッ!」

真・ムテキ「お前の手にはまだ療法とも残っているッ!半・無敵ですらないッ!無・無敵ッ!つまりッ!ただの『雑魚』ダッッッ!!!さらバッッッ!!!!」

無敵(偽)「言いたいことだけ言って帰るのか?」

真・ムテキ「『無敵』……だからなッ!!」

無敵(偽)「あれが『無敵』……あんものになってどうしようっていうんだ……」

無敵老師「わかったじゃろう。『無敵』になどなって良いことなど何もない。意思を失ったただの鉛玉。そこに幸福などはない。ただ死に場所にぶつかるまで蛇足しかない余生を生きる死人だ。お前はなぜ『アレ』になろうと思った」

無敵(偽)「そうすれば……俺も尊厳や生きる意味が取り返せると思ったんだ……」

無敵老師「お前は既に持っている……。ただの『雑魚』には『雑魚』なりの生きる意味尊厳がまだ残っておる……。それを大事にするがよい」

無敵(偽)「ああ……そうする……」

真・ムテキ「そうだ……お前はまだそれでいい」シュタ

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