島に移住した人々のドキュメンタリーを見た。
都心からとか、世界中を旅してきた人とか、まぁ、いろいろ。
島民は両手を上げて大歓迎。
島で生まれた子供はお祖母様方が変わりばんこに抱っこして
まぁ、いい光景だと思ったけど。
なんだろう、この違和感。
おしゃれなショップなんて無縁のこの島に、やたら
小洒落たメガネやハットを身につけてたり。
移住者が開業した【おしゃれな】カフェができてたり。
島民のお年寄りの憩いの場になれば、というけど、島民の
おばあちゃん「パンが硬い」ってポツリと漏らしてる。
なんか、捨てきれない「都会人」「おしゃれ」なご自分像が
ちらほら見えるような。
島に馴染もうとしてる一方で、あくまで「移住者」ブランドを
守っているように見える。
過疎化の島では移住者はヒーローだもんな。
目立つし。
田舎者の僻みかもしれないけど。
島民全体が知り合いで、みんなが自分の子供を見守ってくれる、って
嬉しそうに話してたけど、それって怖くない?
一人になりたい時、どうするんだろう?と思ってみたり。
この人たち、何年かしたらまたどこか別な場所で「移住者」やってるんだろうな。
その島に本当に染まってしまう前に、本当の意味で馴染む前に。
意地悪くそんなことを考えた。
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