池袋の乱、それ自体はあまり興味ないけどこの件を契機に「上級国民」というキーワードが一気に人口に膾炙しつつある点が興味深い。
戦後レジームが夢見てきた一億総中流とか日本国民の統合とか、そういう戦後的価値観がガラガラと崩れ落ちていく歴史の現場を見ているようだ。
国民統合の失敗は取りも直さず天皇制の威光が資本主義・グローバリズムに屈しつつあることの表われでもあるよね。
平成の世はバブル景気とその崩壊という資本主義の劇的な動乱から始まったわけだけど、まさにその平成が終わろうとしている時期にこういう事件が起きたのは歴史の象徴だと思う。
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