原子は物質の最小単位とされてきた。今ではそれも、中性子と陽子、そしてそのまわりを回る電子によって構成されているということが分かってきた。
一方でそれら素粒子もさらに分解でき、それは別の宇宙になっているという説がある。これを仮に宇宙原子説と呼ぼう。これは科学的な予想というより、こうなってたら面白いと言うレベルのもののようだ。火の鳥やメンインブラック、シンプソンズなど様々に描写され、もはや使い古された考えだ。
しかし、この説は現代の原子物理学者にはどう見えているだろう?ただの空想だろうか?議論の余地はあるだろうか?
この宇宙が外宇宙の原子を構成している一粒子に過ぎないかも知れないというのは議論の余地はあると思う。宇宙の端ですらまだ観測できていないのだから。ただ、原子の中が宇宙であるというのは、いわばその宇宙の外にいる我々には正しいかどうか分かるもんではないだろうか。
空想の産物 http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~soken.editorial/sokendenshi/vol19/nakanishi.pdf