2019-03-05

愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。

15年前の小説の、その冒頭の一節がずっと忘れられずにいる。

俺も全く同意だ。

俺は俺の身の回りの素敵な人たちに揃って幸せでいてほしい。

さらに、俺が出会たことのない人たちにも、幸せになってもらいたい。

出会たことがない人たちも、これから先に俺とであうかも知れないと言う可能性があるからだ。俺にはそれで十分に、彼らの幸福を祈る理由になる。

小説にあった節と同じだ。

彼ら彼女らのために、俺は職を決め、人生を決めた。

俺が苦しみを取り払うから、皆、自身の才能で羽ばたいてほしい。

俺はそれを見ていたい。誰に感謝されずとも、俺はそういう才覚ある若者が起こす風が好きだ。美しいと心からうから、好きだ。

彼ら彼女らのためなら俺はこの人生を捧げる。

これは俺のエゴだ。彼らは別に、俺を喜ばせる必要はない。才能の有無によらず、好きなことをして、好きに生きたらいい。俺を嫌い、俺の好きな美しさから遠ざかってもいい。俺は何も強制したり、要求したりはしないから、ただ祈ることだけを許してほしい。

俺は祈る。苦しくても辛くても、俺は祈る。大きな幸福苦痛消滅を、祈る。

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