愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。
15年前の小説の、その冒頭の一節がずっと忘れられずにいる。
俺も全く同意だ。
さらに、俺が出会ったことのない人たちにも、幸せになってもらいたい。
出会ったことがない人たちも、これから先に俺とであうかも知れないと言う可能性があるからだ。俺にはそれで十分に、彼らの幸福を祈る理由になる。
小説にあった節と同じだ。
俺が苦しみを取り払うから、皆、自身の才能で羽ばたいてほしい。
俺はそれを見ていたい。誰に感謝されずとも、俺はそういう才覚ある若者が起こす風が好きだ。美しいと心から思うから、好きだ。
これは俺のエゴだ。彼らは別に、俺を喜ばせる必要はない。才能の有無によらず、好きなことをして、好きに生きたらいい。俺を嫌い、俺の好きな美しさから遠ざかってもいい。俺は何も強制したり、要求したりはしないから、ただ祈ることだけを許してほしい。
愛は祈りはいいね