傘がいらない程度に小雨の中、歩行路の真ん中におばあちゃんが立っていた。
最初通り過ぎたが、気になったので、引き返して「大丈夫ですか?」と聞いた。
「あなた、顔相がいいねぇ」そうおばあちゃんが言った。自分は素直に「ありがとう」と返した。
数度やり取りをした結果、100円を渡した。その後にさらに会話をして、おばあちゃんをおんぶして運ぶことになった。
少しすえたような匂いが少し気になったが、そのまま10mほど進んで、十字路を右手に曲がり、30mくらい進んだ。
おばあちゃんとは言え、さすがに重く、少しつらくなったので、体勢を整えようとした。
まだ大丈夫ですよという旨のことを伝えて、自分はもう少し続けようとしたが、再度降ろして欲しいと言われたので降ろした。
その後、自分が支援できるのはちっぽけなことしかできないので、公的な支援を受けてほしい旨を伝えて、その場から離れた。
少し歩いて、おばあちゃんが降りた時に大股になったまま話をしていたことが気になった。
引き返しておばあちゃんを遠目に確認して、降りた時の大股より少し閉じていたので、そのまま帰宅の途についた。
外食する気は起きなかった。外はまだ曇っているが小雨はほぼ止んでいた。少し寄り道をして帰宅した。
おんぶした疲れというか、いつも使わない筋肉を使った後のような違和感は少しあるが、明日にはなくなっているだろう。
なんだ?その唐突な100円。
残り80円・・もうだめぽお
おばあちゃん、課金しないと会話が進まないAIだったんじゃないか。