2018-11-23

上司安心していた

つねづね「酒とタバコをやめるくらいなら死んだほうがましだ」と言い放っていた上司が、このたび循環器系障害で倒れた。仕事中の出来事だった。めでたく本懐達成、とはならず、医者に酒もタバコも止められ、減量を命じられ、それでも体に後遺症を抱えたまま働く、つまらない結果となった。

人は死ぬ。生きてると忘れるが。つまり、生きるとは、次第に死んでいく連続した状態なのだろう。若い頃はできることが増えていくが、あるときからいろいろをゆっくりと手放していく。そして最後に残ったひとつを手放したとき死ぬのだ。

上司は、ゆっくり死ぬなんて考えていなかったんじゃないかと思う。死ぬ直前までいまのままだと安心していたんだろうと思う。上手に体を使い続けるなんて考えてなかったんじゃないだろうか。想像していなかったんじゃないだろうか。健康診断の数値をみて、まだ大丈夫なんて、ごまかしていたんじゃないだろうか。

死が怖い理由はただひとつ、何時かわからいからなんだと思う。

  • 社会のゴミが減ってよかったな 酒もタバコも禁止にすればいいんだよ 破ったら死刑とかさ

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん