歴史教育というのは、愛国教育など関係なくともある意味で思想の押し付けという性格を持つ。
そんな中で、学問としての歴史学、特に日本史学は邪魔であろう。
よく、右翼は歴史家を左翼だと言う。学術的に考えられていることを、左翼歴史家が捏造したことだと言う。
マルクス主義史観の時代でもないのになぜそんな事が言えるのか。
左翼的でない歴史、右翼が納得する歴史、極論を言えばそれは古事記や日本書紀のように国が定めた正史だ。
愛国教育というのは、これに近い性格の物であると私は考えている。
最後になるが、私は元々歴史家を志していたが近年の歴史を巡る情勢の変化に嫌気がさし、未来がないと踏んで飛び出して来たものである。