2018-08-04

第一次世界大戦におけるドイツ軍の残虐性についての報告。

「数日前のことであるが、慈善家の貴婦人パリのある施設訪問した。そこには、数ヶ月前から多数のベルギー難民暮らしていた。

彼女は、そのなかにいる十歳ぐらいの少女に気がついた。この少女は、部屋が相当暑いのに、両手をみすぼらしい、ぼろぼろのマフに突っ込んでいた。

突然、その子母親に向かって言った。

『お母さん、鼻をかんで』

『まあ!あなたのような大きな子自分で鼻もかめないなんて』

慈善家の貴婦人は、笑いながらも、きびしく言った。その子は何も言わなかった。

すると母親は沈んだ、感情を殺した語調で言う。

マダム、この子は両手をなくしたのでございます

貴婦人は目を見張り、震えあがり、了解した。

『ええっ、なぜですの?もしや、あの、ドイツ兵が?』

母親はどっと泣き伏せた。答えは、それだけで十分だった」



プロ嘘松レベルが違う。

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