いきなり本題から。
議員が「LGBTは生産性がない。よって彼らを優遇するな。」と言ったとする。
この裏は「生産性のある人は優遇されるべきである。」ということになる。
元来、「国が○○を優遇する」ということに対しては極めて慎重でなくてはならないはずだ。
(○○に”アーリア人”などと代入すればわかる)
誰かの優遇と誰かの冷遇は表裏であるし、国が人々をある状態へ積極的に誘導することは良心の自由に対する緩やかな侵害であるからだ。
しかしその中で、「子供を産み育てる」ということは優遇されるべきこととして広く容認されている数少ない行為のひとつである。
なぜなら、われわれは全員いつか老人になり誰かの子供に食わせてもらうことになるからだ。
いくら自己決定云々言ったって、誰かが子供を産み育てないと国が続かないからだ。