だけど。
頑張らなくっちゃ。
そんなCMが昭和の頃にあった。「頑張らなくっちゃ」の言葉がいい意味でしみるのだけど。
今なら自称「鬱」の人に「不快」と言われるのだろうか。「頑張れ」はタブーであるらしい。
それっぽい病んでいる人の前では特に言葉遣いは気を付けているけれど、つい励ます意味で使いたくなる言葉だ。
まさか「頑張ろう」が「嫌な言葉」になるなんて、このころ誰が思ったろうか。
私たちは、上ばかり見て、それを目標とするように、誰かの背中を追いかけて生きるんだと思っていた。
1つハードルを飛べれば、次には少し高くなってゆく。それは当たり前で、みんなそうなんだと。
それは、成績だったり、考え方だったり、要領の良さだったり、ピアノの巧さだったりもした。