中学生の時、憧れていた同級生が「廻るピングドラム」というアニメにめちゃくちゃはまっていた。
憧れの人がそんなにはまるアニメはさぞ面白いんだろうと思って、私もそのアニメを見ることにした。
田舎だったしBSアンテナも着けてない、それにPCも携帯もない環境で深夜アニメを見るのはとても大変だった。結局、毎週兄に頼んで携帯(当時はガラケーが主流)を30分だけ貸してもらい、ニコニコ動画の無料配信を小さい小さい画面で見た。
結構苦労して見たアニメは、全く意味がわからなかった。面白い面白くないとかじゃなくて本当に意味がわからなかった。
何話のあのシーンがどうのこうのって熱く話す憧れの人がすごく遠い人に感じて、なんか勝手に気まずくなったりしたような気がする。何より理解できない自分にショックを受けた気もする。