夢の中で、僕は幼稚園入ってすぐにその女の子と一番仲良くなって、
当たり前みたいに下の名前で呼びあうようになって、
小学校に上がったら恋をして、その娘のことで頭がいっぱいになって、でも関係は変わらなくて、
周りからカップルだとか夫婦だとかからかわれるのが恥ずかしくて、でも心のどこかではそれが嬉しく思ってて、
いつの間にかお互いの親同士も仲良くなってて、その娘が家に遊びに来た日は何故か母さんがやたら嬉しそうで、
その娘の家に遊びに行ったときはいつもおばさんが凄く優しくしてくれて、
中学校に上がったら恋人同士になって、高校生で結ばれて、大学在学中にプロポーズして、
就職してすぐ結婚して、子供ができて、幸せになって、そんなところで目が覚めた。
もう良い大人なのに甘酸っぱい気分に浸っている自分がキモくなったのと、
いろんな男と結ばれて今もどこかの名前も顔も知らない男と結ばれているであろうその娘のことを考えて虚しくなった。
その子なら、俺の隣で寝てるよ