メガネをかけていると視界が歪む。
度が強すぎるのだ。
水晶体に入る光に補正をかけるためにはその分眼そのものに入る光を歪める必要があるのだから、当然のように度が強くなるほど歪んだ世界を見ることになる。
これが地味に困る。
たとえば、自分の目で見ると何だか傾いてるような気がする物が実際は極めて垂直で直角で一直線であることが往々にして起こる。
メガネの端で捉えた景色と、首を回して実際に見た景色に大きな差が出る。
ましてや間にミラーを挟むと二重の屈折によりもはやソコに何かしらがある事ぐらいしか情報が無いと割り切った方がいいぐらいになる。
後ろや横からくる車両や人間の移動ベクトルなどをイメージしようものなら、現実との間にある巨大なギャップによりいつ大事故が起こってもおかしくないのだ。
恐ろしい。
私はメガネが恐ろしい。
何より恐ろしいのは、こんなものをかけることが、視力の悪さを誤魔化すことにおける最善手であることだ。
人類、ショボい。
視力なんぼ? おれ、0.03だけど歪んでないよ。 メガネ変えると初めのうちは歪んでるけど、2週間くらいで歪まなくなる。
脳の補正により自分では歪んでいることに気づかないからこそ危ないという事を知らぬとは。 自分の家の中しか世界を知らぬわけではあるまいて
どういうこと?脳が補正するからまともに見えてるんだけど。 あと視力なんぼ?
テーブルの上のコップをつかむような近距離かつ体が覚えててオープンループ制御で手を動かす場合はそういうこともあるかもしれないけど、車の運転は目からのフィードバックを反映...