あくまで『限らない』のであって、条件によっては電気自動車がクリーンでエコな乗り物である場合もある。
それは、一般的な自動車がエネルギーを発生させるのに使用する燃料が『原油』であるのに対して、電気自動車のそれは当然『電気』であって、この電気を発生させるための原料は『原油』に限らないからである。
一般的に地上に立つ樹木は大気中の炭素の一形態とみられる為、これを燃焼させても大気中のCo2は上昇しない。
対して、地中に存在する原油を燃焼させた場合、大気中の炭素は純増としてカウントされる。
ので、木質バイオマスを利用して発電し、それを用いて電気自動車を動かすのに『限って言えば』石油燃料で車を動かすよりもエコである。
ただし、木質バイオマスの生産に対してはいくらかの燃油が必ず用いられており、液体燃料より輸送にエネルギーのロスが多いことを考えれば『場合による』という結論になる。