日本では技術を秘匿しないとものが売れないと思ってる。だから食い物にしろ雑貨にしろ「プロにしか作り方がわからない」ものを「どうでしょうわからないでしょうだから買うしかない」と売りつけようとする。
一方で、世界的に売れてるものは、どうせ工場でしか作れないようなものですら妙に作り方を丁寧に説明して、客にその内部構造までしっかりイメージさせた上で、さあこの素晴らしい工程に金を出そう、とやる。ような、傾向があるように感じられる。たぶん。
というようなことを最近思っていたのだが、ふとこれは西洋の科学と江戸の算学道場との違いそのままだなと思った。
消費者の気質もあるだろうからどっちが正解とも言わないが、少なくとも自分はyoutubeでそういう海外のコマーシャルだったり広報番組だったりを見てる方が物欲というか生活を変えたい気分みたいなものが高まるなあ。日本ではそういう人間向けの広報が少ないのが残念だ。