おいそれと他人にできる話ではありません。傲慢そのものだとも思います。
中学受験をして、目指していた進学校の女子校に通うことになりました。でも、今、私は学校が好きではありません。
閉鎖的で息苦しい。
一番多いのは、「この学校に入って良かったと思うことは何ですか?」という質問。
どう答えるべきかは分かっています。私が答えてもらったのと同じようにすればいいから。
嘘。受験する学校どころか、文理選択まで親に指示を仰ぐ人も珍しくはありません。
これも。高学年になればなるほど授業中は塾の宿題、スマホ、睡眠。実際、進学実績と塾は切り離せない関係にあります。
耳障りの良い神話です。塾帰りに誰が彼氏と帰ってたとか、あの子のメイクは濃すぎるとか、嫌でも耳に入ってきます。
他の学校と比べてどうなのか、私には正確に知りようもありません。
そしてもちろん、私の学校の全てが悪いわけではありません。
沢山の学びを得ましたし、一生仲良くしたいと思える友人にも出会いました。
桐野夏生『グロテスク』のQ女子高を思い出した