人は実績にではなく、期待値に対して金を払っている
例えば飯を買うなら、美味い飯を期待して金を払っている
労働も、実績に対して払っているようでいて、その金額は期待値で決まっている
成果主義を謳っている会社でさえ、期待値に払っていることが多い(つまり能力主義)
会社が未だ何もしていなくても、期待だけで株が買われる
期待値で金を払うことが必ずしも悪いというわけではないが
しばしば実績を置き去りにする
より実績を上げた人ではなく、期待を煽った人が多くの金を得ることがある
世の中がそれで壊れていないのは、反復購買があるからだ(リテンション)
期待を裏切られた場合「次は買わない」となる
そこにおいて実績は大した意味を持たない
(※過去の実績は問われるが、実際に成功したかは問われないということ)
もちろん、そういう状態を嫌って成果報酬型にする事業も出てきている
しかし、その成功に至る過程で、多くの期待値払いが発生しているのも事実だ
私たちは、期待値の中に生きているのか、実績の中に生きているのか