とある大きなIT系開発構築プロジェクトに従事してこれで3年になった。始まった時には「これほどの規模のプロジェクトはこれで最後になるだろう」と考えたのだけれどたぶん正解だった。
去年の2月ごろのことだ。高層ビルの中の僕の座席から見える窓の向こうの景色に変化があった。マンションの建設がはじまったのだ。実際に建設が始まるまでにも多数の仕事があっただろうと想像した。
次第に建設は進み、最初は窓際に立って見下ろさないと見えなかった姿が次第に座席についたままでも見えるようになった。至極順調のようだ。12月ごろには完成したように見えた。
そして僕のプロジェクトはまだまだ建設中だった。いまもなお建設中だ。
日程は何度となく見直された。
その原因は分析、特定され、個人、つまり犯人へと変換されていった。したがって再発防止はまったく機能していない。あたりがでるまでガチャを回すように見えた。
IT系の開発構築プロジェクトにも資格が必要だ。設計、施工、管理。すべてにおいて国家資格を導入するべきなんだ。あのマンションを作る様に。
安定稼働しはじめた案件のPMを剥がされて、超絶炎上案件のPMにコンバートされてから同じく3年。 ロンチはしたので、PMから身を引こうとしたら、会社からは「お前は今日からプロダクト...
転職しなよ 会社が自分に投資して得た知識は自分のものなので、それを活かして次の仕事をすればいい 嫌いな会社に回収させることなんてないぜ