これ以上やりあっても落とし所はありえないという部分まで来ている。創作側と研究側が双方納得できるような結論があるとは思い難い。万人を納得させようとする総括の試みは、どれも失敗している。
事件を通じて本当にたくさんの論点が明らかになった。事件を追いかけていた人、自分が知っている倫理や法律の知識や判断基準だけで全貌を把握できた人はほとんどいないのではないだろうか。
増田では法律屋や研究屋、創作屋や一般人が入り乱れ、論点の整理が散々なされている。感情面ではソーシャルメディアのコメントが印象深い。それらを追いかけるだけでも本1冊が軽々書けるレベルになっている。身近な問題であり、かつ重要度も高い。少しでも関係あると思ったら、是非事件を追いかけて欲しいし、色々な人に色々なことを書いてほしい(ただし、誰がどう書いても何らかの形で叩かれる)。