自分が不幸になっていくところを、少し離れた自分から観ているとせいせいする。
毎日何もせずただ時間の流れるに身をまかせる。すると、変化のない自分にどんどん不安が積み重なっていって、どんどん気分が悪くなる。そんな自分をはたから眺めているのが楽しい。お前は罰されるべき人間だ。当然の罪を受けているのだ。そう考えると気持ちが楽になる。
ご飯を食べないでいるのも心地よい。起きると昼で、何もしないうちに気がつくと夜になっていて、日付けが変わっている。それでふと見回してみると家に食べるものはカップ麺しかなくて、近くの飲食店は閉まっている。それでカップ麺だけ食べて一日が終わる。自分の身体の肉が落ちていくのがわかる。外に出る力があるのかさえ正直今はわからない。そんなふうにして自分が朽ちていくのが爽快だ。早くこの世界から去りたいと思う。
特に誰が悪いとか、この生活がなんだとか言うつもりはない。きっと生まれたときからこうなるように世界は回っていたんだろうし、社会とはそういうものなんだろうなと思ってしまう。だから、この毎日を改善したいなんて思わない。
いつかこの日々は終わるのだろうか。