2017-03-06

聲の形発達障害者に夢を見させるだけで終わる

散々論評されているがこの物語障害者がどうとか、イジメがどうとか、そういうんじゃない。

聾唖の硝子によってもたらされた破壊から展開するコミュニケーションの大切さと再生物語を緻密な脚本で説いた泥臭い青春

人との関係性や自分と向き合うきっかけになる今作ではあるが、実はこの前向きな考え方はただしイケメンに限るよろしく「発達障害者以外で」ということを考慮しなくてはならない。

破壊再生」の物語、レールから外れてしまった若者が摩耗しあいレールに再び乗る物語

だが発達障害者は元々レールに乗れていないじゃないか。そんな私たちコミュニケーションによる再生を望めない。

私自身も作品を見た当初、彼ら(彼女ら)に憧れ一瞬の夢を、希望を見せられたが、そんなものは早々に打ち砕かれてしまった。

残酷作品だ。

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