2017-01-27

本当は楽しみたいのに

当時、めちゃくちゃ話題になっていた某作品を、だいぶブームが落ち着いたころに遅ればせながら入手して、わくわくしながら読み始めたんだ。

だが、比較的序盤で、あるキャラクターが「きりーつ。れーい。きょーつけー」と発言していた。

その一文を目にしたとたん、なんだかすべての文章が受け付けなくなってしまい、その後、ほとんど読み進めることができなくなってしまった。

そういう書き方が悪いわきゃなくて、単に好みの文体が一致しなかった、というだけの話だけど(特に「きょーつけー」がダメだった)。

同様に、「明らかに海外舞台なのに、日本語での語呂を使った言い回しダジャレをくり返す」という作品も受け付けない(該当作品ひとつではない)。

そういう文章出会うたびに、頭の片隅がすっと我に返ってしまう。

自分脳内で補完している音の響きが乱されて、没入できなくなるのだろう、と推測している。

偏屈なのは自分だってわかってる。

でも、本当は楽しみたいのに、それができないのはさみしい。

いつか再トライしたい。でも今はまだダメそうだ。ちくそう。

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