2016-08-22

砂の人生

新しい土地で、

期待に胸を膨らませ、

辛くても旦那さんがいると、

2人ならきっと乗り越えられると、

頑張ってきた。

無理だと思ったら無理せず諦めよう、

そう思ったけど、

ありがたいことに何度も引き留められ、

今日までやってきた。

新しい土地では、

友達が1人もできなかった。

新入りとしても嫌われ、

余所者扱いを受け、

できるようになれば本当に実力かと疑われ、

実力だとわかれば違う世界の人のように遠巻きに距離を置かれ、

いつも値踏みするような視線を感じ、

隙あらばやっぱりねという顔をされ、

頑張っても、

頑張っても、

頑張っても、

1人ぼっちだったし、

話が合う人がいなかった。

結果として、

我慢をしすぎて、

怒りのやり場がなくなり、

旦那さんに当たり散らし、

毎日泣き、

周りをなぎ倒し、

意地悪になり、

周りを追い詰め、

視力を失いかけて、

耳に水が入ったような違和感が続き、

原因不明の動悸がして、

毎日希死念慮に襲われた。

私の悲しみを1人で受け止めた旦那は傷付き果てて、

言い足りない、終わらない憎悪で私も涙が枯れて、

もうなんというか。

なにもない。

口を開けば汚い言葉しか出てこない。

復讐死ねばいい・許さな

頭の中も嫌なことしかかばない。

どう追い詰めたら一番効くか・なんと言い返そうか


どこで逃げ出せば良かったのか?

もっと頑張って」

「今は乗り越える時期で」

必要課題で」

「やってから後悔して」

もっと強くならないと」

そんな言葉がたくさんある。

そんな言葉をどこまで信じれば良かったのか?

信じ切ったら、

そこには、

原発が落ちたばかりの街のような、

何もかもめちゃくちゃにされた世界があった。

やり直せるならもう一度、

引っ越す前に戻りたい。

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