2016-07-14

日本の家庭の6割が生活苦しいとの報道に、なぜ死なないのかという問いかけがなされていた。

これにたいする個人的意見

ひとりなら自由にやれるだけのことをやり、さいごは自死もいい。

だが私には家族ねこがいる。

かれらを私個人判断で遺棄も処断もできない。

年老いた家族に、稼ぐために単身引っ越していいかと聞いたら、行かないでほしいという。当然だ。

ねこたちは私を頼ってくる。子育てに死にものぐるいのお母さんねこを、こどもたちまるごとひきうけた。

おかあさんはそのことがうれしくてうれしくて、わたしのことが大好きなんだ。

かれらを幸せにするために、わたしはがんばって働くと決めた。

もと最高学府研究者で受賞歴もあるが、そんなもの田舎の片隅では何の役にも立たない。

田舎で金になる資格といえば組立工の経験とか溶接とか汚水処理とか調理師のたぐいで、ようするに私には存在価値がないらしい。

しかしさいわい、芸術の才能とキャリア、それなりの手に職もある。

これだけを頼みに、身の回りの命を幸せにする。

死ねば楽だろうとは思う。

でも家族ねこのため、楽になるのは後回しだ。

私は生きる。

まけるもんか。

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