2016-05-10

会社への恩義がなくなってしまった

ここ数ヶ月、会社をやめようかと考えている。

会社への恩義がなくなってしまった。

いや、正確には恩義のある人が会社にいなくなってしまった。

10年前、就職が決まら無職になるところを拾ってくれたのが今の会社社長だった。

俺が就職活動をしていたとき面接をしてくれた。当時はまだ部長だったと思う。

俺のことを見込みがあると思ってくれたのだろう。

新卒入社し、失敗しながらも10年がんばってきた。

先日、社長が突然解任されたというニュースが飛び込んできた。

解任理由は明らかにされていない。決定事項だけを記した、全社向けの1ページの発表文がすべてだった。

親会社との軋轢があったのだとかいう噂もあったが、実際のところはわからない。

待遇などお世辞にもホワイト企業とは言えないながらも、社長の人柄や熱意、それに一緒に働く周りの人がいて、続けてくることができた。

でも、だんだんと売上だけを求めるようになってしまった部門方針についていくのには限界がきている。

俺が入社したときにいた上司や先輩も、もういない。

俺がこの会社にいる理由はもう社長だけだったんだよ。

なんだか気持ちが切れてしまった。

身の振り方を考える時期にきているのかもしれない。

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