結局うすしおに戻ってくるんだなあって
ええ
そりゃ最初はコンソメパンチとかのりしおばっかに手が伸びてましたし、実際好きだと思ってたんですよ
しあわせバターなんてほんとにしあわせになるから誇大広告じゃなかったんだーって感動したりもしましたしねえ
量が減ってもやっぱりプライベートブランドのと比べるとやっぱりどうしてもこっちを選んじゃうんですよね
それで何の話でしたっけ
これまではあえて買うことはまずなかったんですよ
なんかもったいないって思っちゃってたんですよね
味があるものが隣にあるのに、なんでわざわざプレーンのものを買うのかと
ええ、ええ
正直、基本を舐めてました
とてもポテチ好きだなんて言えませんでしたね
恥ずかしい限りです
なんというんでしょうねえ
たとえは下品になっちゃいますが、さんざん夜のきらびやかな街で遊ぶのを、家で待っている貞淑な妻、とでも言いますか
強く主張してこないのに、いざというときに帰れる場所がある、そういう安心感
まあ普通そうですよねえ
でも割りと本気でそう思っちゃったんですよね
私も年をとって、いろいろとくどい味に疲れてきているのもあるとは思います
口に入れた時の、主張しない味と香り
それなのにやみつきになる
くどくなく、安心して食べ続けられる
体ごと委ねてしまうような心地よさ
すみません、何を言っているんでしょうね私は
でもポテチうすしお味を擬人化するとそういう感じだと思うんですよ
わかってくれとは言いません
ただ、以前の私のように、うすしお味なんて金の無駄、と思っている人がいたら、いろんな味を食べた後、最後にうすしお味を食べてみてほしい
それが私の最後の望みです