実際は互いの需要が合わさったWinWinの関係なんじゃないの?
片や一般人の視点からでキモい連中を軽蔑して満足する嗜好が満たせれば、片やそんな連中とは違う真実を知る選ばれた自分みたいな嗜好を満たせているし、主観であんな狭量な連中と一緒にされたくないと思っている層がいれば、同じく主観であんな何も持ってない連中と一緒にされたくないと思っている層がいる。更に共通すると皆悪い出来事の原因を自分に近い要素になんか求めたくない上に、自分が向ける偏見には甘くなるし、そのくせ好きに叩ける相手がいれば嬉しいからそれも欲しいってこともあるわけで。
たまに軽く憂うような意見があっても双方特に大きく変わることのないまま年々続いてるのも、結局これはこれで双方満足した関係なんじゃないのかと。
良くも悪くも「一般人」を逸脱してる位置をオタク自身も自ら望んでるから強く変えようとする流れにはならないし、逆に偏見を助長しかねないような行動でも気にせずしちゃう。そして報じる側もそれは望むところだから、これ幸いと取り扱って煽って満足するという構造。
マスコミの多数が何かの拍子に本気で利益を見出すようになるか、オタクの多数が何故か相手と同じ一般人になりたがるか、はたまたより多数の大衆に飲み込まれるかなり、どこかが急変して本当に均衡が崩れるまでは結局安定してこのまま進んでいくんじゃないかと。