2016-03-10

耳にかかった息と、声が忘れられないなんて、漫画アニメだけの話だと思っていた。

なのに今日上司仕事の話をしていた時に書類を見ていたかなのだけど、妙に距離が近い気がして妙に意識してしまった。

声が、耳に届く、と同時に息が耳に掛かる。斜め上に視線を向けると鼻の毛穴までじっくり見えた気がした。私の目はズーム機能もついているのだろうか。

今日はやたら上司の声が耳に響いてその声に心臓がずしんと重くなった。鉛みたいに重くなった心臓はドクン、ドクンと深く鼓動する。

仕事の話しかしていないのに、ドキドキと脈打つ心臓は相変わらず現実を受け入れていない。

そしてまた違う時、作業の為、上司がいる近い場所を見ていただけだったのに、訝しげな顔をされて、なんですか?と問われてしまった。他のタイミングで私が見ていた事がバレたのだろうか。

素っ頓狂な声を出し、へぇ!?なんですか!?と問うと、いや、凄く見られている気がして…と言われる始末だ。

しか断じて違う。その時は確実に上司の事は見ていなかった。

なのにそんな事を問われてしまう時点で、普段から見ている事がバレているからかもしれないな、と思い当たって焦る。

気付くと視線で追っているのだ、上司を。

ひょこひょこと歩く姿に可愛さすらも見出ししまっている。

仕事の話でいいから、また息が耳に掛かる距離で話してくれないかなぁ

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