2015-12-26

http://anond.hatelabo.jp/20151224233250

「私は差別するつもりがない」ってのは、近年は皆がそういう感じの意見だろうけど、出身地を言いづらい雰囲気はまだあるんじゃない?

 

例えば、ある中年女性が「わたしは息子の嫁がどこの出身でもかまわない」と考えていたとする。この人はたぶん、自分では差別をするつもりがないと思っているはず。

でも、彼女が同時に、「うちに来た嫁が非差別部落出身だと周囲に知られるのはイヤだ」という考え方をしていることもある。

 

部落差別のせいで結婚を許されないっていうケースはさすがに減っていると思うけどね。一方で、「結婚したらなるべく出身地とは関わるな」とか「出身地がバレるような行動をひかえろ」という圧力はありそう。

元増田は「あえて言わなければ誰にもわからないし差別されないだろうなあ」と書いているけど、差別を逃れるために出身地を隠さないといけないって状態が良いとはいえないだろう。それはやっぱり差別が根強いせいだと思う。

 

追記

部落差別の深刻さは、日本国内でも地域ごとにかなり違う。ただ、関東の人も「自分がよく知らないだけで実は身近に存在した」ということがあると思う。

一般的にはそういう話題タブー視されているか認知度が低かったり、それこそ当事者差別を恐れて自分からは何も言わなかったり、そっちの要因で元増田が知らないだけってこともあるんじゃないかな。

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