2015-12-02

DV家庭で知った人の不幸は蜜の味

父親が母親や姉、俺に暴力を振るう家庭で育った。

もちろん途中で離婚して逃げたんだが、父親は追いかけて来た。

最初母親裁判所で接触禁止が出たので追いかけられるとは思っていなかったのか親や親族、知人に居場所を教えた。

父親には教えなかったが、周囲が父親に教えたらしく追いかけて来た。

アパートの鉄扉を殴る音が忘れられない。

姉が「火をつけられたら窓から逃げるしか無いか…。」と言っていたのを思い出す。

次に親や親族だけに教えた。

するとやはり父親に教えたらしく学校母親職場に来た。

次は親だけに教えた。

でも追いかけられた。

多分教えたんだろう。

結局、母親と俺達は誰にも役所にすら教えず遠くに引っ越した。

住所も移動せずに。

今思うんだが、人間というのはどうしても弱者の不幸を願ってしまうのだろう。

母親や俺達はあの時弱者だった。

俺や姉が大人の体格になってからは多少は安心した。

周囲の人間ストレス解消をしていたのかも知れない、俺達が不幸な目に遭う事でスッキリしていたのかも。

人の不幸は蜜の味

これを子供ながらに感じ取った幼少期。

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