2015-07-11

自衛隊は人を殺せるのか

保守派は疑っている。

果たして自衛隊はいざという時、人を殺せるのか、と。

何故か。

長きに渡り、実戦をしていないからだ。

例えるなら、日本ヘビー級絶対王者であるアメリカにボロ負けして以来、

ひたすらトレーニングスパーリングのみを繰り返し、試合は一切していないボクサーのようなものだ。

そのブランクはなんと70年にもなる。

これでは果たして試合に出た時に、ちゃんと動けるのかと不安を抱くもの当然だ。

無論、保守派自衛隊背広組制服組ともに知己を得ているだろうし、信頼してはいるだろう。

だがそれでも…、という思いは拭い去れない。

日本に置いていては、いつまでも実戦の機会など無い。

故に自衛隊海外に出したがるのだ。

あわよくば、戦闘に巻き込まれ自衛隊が実戦経験を積むことを目論んでいる。

果たして自衛隊は人を殺せるのか、引き金を引けるのかどうかを確かめたがっている。

憲法九条野党の手前、積極的戦闘に参加させるわけにはいかないので、

それなりの言い訳を拵えつつ、危険度をじわじわと高めていっている。

発火点はいつ、どこになるのか。

誰にも分からない。

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