何かを素敵だと思うと、「そんなの大したものじゃない」という父親の声がする。
何かを好きだと思うと、「お前にはセンスがない」と言う父親の声がする。
何かをがんばりたいと思うと、「そんなのやってどうするんだ?金にならない」という父親の声がする。
新しいことを始めるためのお金、たとえば進学などの相談をした時の「くだらないことに金を使って!この金喰い虫が!」と叫んだ父親の声が忘れられない。
それなら自分で解決するわ、もう頼らない、と答えた時の「俺が暮らさせてやってるんだ!感謝しろ!」と叫んだ父親の声が忘れられない。
だって自分のことだから、と決意を示した時の「だいたい女がそんなに勉強してどうなるんだ?うちはそういう家じゃない!嫁に行けなくなるぞ!」と叫んだ父親の声が忘れられない。
高校になじめずストレスで太ってしまった時の、「チビデブだな。母方に似たのか?」と蔑んだ父親の声が頭から離れない。
自分に自信がなく、悩んでいた時の、「妹は将来、キレイな人になるな。お前は…そこそこだろうな。」と蔑んだ父親の声が頭から離れない。
進学し、ダイエットして、ミスコン入賞した時の、「うちの家庭環境と教育が正しいことの証明になったな。俺も出世できる。お前は何にもなれないと思っていたのにな。」と蔑んだ父親の声が頭から離れない。
実家を離れて何年も経つのに。良い人に出会えて結婚したのに。友人もたくさんいるのに。仕事も順調なのに。誰にも言えない。
心療内科とか行った方がいいのかな…。
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「毒になる親」という本によると、生きているうちに親を否定しないと、一生ダメらしいよ。 一回、「お前のせいで苦しんでいるんだ、市ね」とでも言いなはれ。 それで暴力ふるったら...