■「運も実力のうち」の出典は?
「運も実力のうち」という言葉の初出や本来どういう場面・意図で使われたのかが分からない。
まず、Web上の辞書ではほとんどヒットしない。
某サイトでは、以下のように記述されていた。
運も実力の内(うんもじつりょくのうち)
1.一見、たまたまの幸運に見えることも、
実はその人の日頃の行ないや努力によって必然的に起こっているのだということ。
2.成功するか否かは、努力よりも運不運による。
まぐれで勝っても、勝ちには違いないということ。
1については、運は必然であるとのこと。
世間一般で、そこまで深く考えられて使われてはいないと思う。
2については、「まぐれで勝っても、勝ちには違いないということ」
これは本来の使われ方に近いようにも感じるが、
「成功するか否かは、努力よりも運不運による」
この、一文があるとニュアンスは変わってくる。
出典は書かれていない。
その他のサイトでの記述についても、出典がないどころか
完全に個人的な意見として書かれている。
特定の人の発言や故事成句ではなく、
不特定多数の人に使われてきた言葉として、
現在ここまで有名な慣用句として残っているものなのだろうか。
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