2014-06-25

僕の真希ワガママだ。



真希可愛いけど少しワガママなところがある。「でもそれも美女の嗜み」そう思えるかは、その時の僕の気分による。100%許容できないことは、格好悪いなとは思っている。そんな僕に転機があった。

「だけどね、ちょっと辛くなる時もあるんだよ」という愚痴は心の中にしまい、明日も一緒に歩んで行こうと誓った出来事を、今ここに書き綴る。

これは昨日の話だ。僕は黄昏習い事から帰ってくる真希のために夕ご飯を作っていた。

神戸ビーフを使ったサテーキ、サーモンマリネ、三元豚のロースカツ、ベイクドバターポテトのチェダーチーズがけ、フカヒレの餡掛け炒飯アボガドオリーブオイル漬け…

あの娘は女のコなのによく食べるなあ…、付き合った当初はビックリした。でも、パクパク美味しそうに食べる真希を見て、余計に好きになったのだ。そんなあの娘のために、僕は腕によりをかけて自慢の料理の数々を作った。

真希が帰ってきた。笑顔で出迎える。彼女は事もなげに僕の顔を一瞥すると、「ただいま。ご飯は?」と言い、洗い物の道着をドラム式洗濯機の中に投げ込んだ。

(中略)

僕は真希の涙を、舌を使って拭うのだ。ぺろぺろ、ペロペロ、ワガママなあの娘の、気まぐれの涙を。

やれやれ最初からすまないと言えばスマートだったかな。」

そして、僕は一生涯かけて、真希ワガママに付き合うことを決めた。

(さて問題、僕と真希の間には何が起こったんでしょ?)

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