俺が思うに、彼らは自分が社会ヒエラルキーの下位に属しているってのを実感することをヒジョ〜〜〜に恐れている。そりゃそうだ、たいていマイルドヤンキーなんて呼ばれる奴らは、学生時代はイケイケのモテモテで、スクールカーストの上位を占めていた(少なくとも公立の小中学校では)んだからな。そんな奴らはたいていの場合ろくに勉強もせずに学校生活を終える。まさか思っても見なかっただろう。あんなにイケイケでモテモテだった俺様が、社会ヒエラルキーでは、さんざん見下してた中学の同級生のダサメガネにも負けているなんて。彼らにとってとってこんな屈辱はないしその屈辱を味わいたくもないだろう。だから彼らは地元というかスクールカーストが魔力を持っている範囲内で生活し、またまたスクールカーストが通用する地元友だちとばっかりつるんでいる。かれらは、趣味趣向も学生時代とさほど変わらず(というか無意識的に変えないように自制しているのかもしれない)、同じく地元の異性友達と結婚し、死ぬまでスクールカーストにすがって生きていくのである。