と俺が小さいころオッチャンに言われた
小さいころに通学路を歩くと
その前からちょこちょこ顔は知っていた
オッチャンと話すのはこれが始めてだった
オッチャンとはミニ四駆は好きかとか
アニメはどんなの見るんかとかはじめにたわいもない話をした
だが、そんなオッチャンが俺の足元を見ると驚いた顔をして
"おいお前ら、スニーカーを履いたらバカになるぞ!"
と言うのだ。
オッチャンが言うには、
だんだんと頭にまで回って
と今考えると突拍子もないそんな話を
オッチャンはさも真実のように話しだした
そんなオッチャンの嘘を本気で信じてしまい
嘘だと気づくまで、いつもスリッパを履くようになった
そんな俺が社会人となり、
いつもオッチャンのその言葉を思い出す