大学時代に掃除のバイトをやっていた。
70歳くらいの浮浪者みたいなお爺さんが面接に来た。
履歴書はみみずみたいな字で読めたもんじゃない。
得意科目の欄には「国語」と書かれていた。
会話はフガフガと何を言っているのかもわからない。
面接が終わった帰り際に「うどんを食べたいので200円貸してくれ」ときた。
その姿を見てベテランバイトの2人(45歳くらいと元刑務所の看守の70歳くらい)が、
「あれで採用されると思ってるのかね?身の程知らずが、私が社長ならその場で帰らせてる、不採用確定。」
っと言っていた...
しかし結果は採用。
ベテランバイトは衝撃を受けていた。
それ見て当時の私は
「身の程知らずは君達だ、命令が理解できて手足が満足に動いたら誰でもいい。バイト3日目の学生の私と10年選手の貴方達の時給一緒だよ。」
と思っていた。
時代は流れて2024年。
お爺さんの姿は黒人に変わっていた。
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