ウェアラブル端末が今後のトレンドとなりそうだけれど、数年の後に「ハード」と「ソフト」の境界は更にぼやけていきそう。
ただし、Google glassもiWatchも「身につける」という行為の「不自然さ」に慣れるのが難しいように思う。
とすると、やはり「身体」に「直接」デバイスを組み込む方が合理的。僕らの体の中で「破損」を繰り返そうとも比較的代用が容易いのは「歯」だと思う。音声通話の類いも奥歯から音声を交換しあう。こちら側の音声は器官を通した空気と吐き出す際の空気の振動を信号に変換。相手側の音声は歯茎を通じて音の振動が耳の付近に伝わる。端から見れば「腹話術」あるいは「やたら目立つ独り言」を話すひとに見えるだろうか。
やがて眼鏡はコンタクトに、コンタクトはレーザーメスへと視力矯正の技術も変遷していることから、ウェアラブル業界もその手の方向に進むのではないかなあ。密かに期待。期待しながらどこか恐ろしげ。「写真を撮ると魂を抜かれる」と信じていた時代のひとたちもこんな気持ちだったのかな。