なぜ、田舎でよそ者がじろじろ見られるのかというと、大抵の場合、畑泥棒を警戒してるから。特に観光地でもない農村のあぜ道で、見ない顔の若者がたむろしてたら、それは基本的に盗む作物を物色してる事が多い。
想像力のない都会人は、今どき畑泥棒かと思うだろうが、そこらの書店で万引きして古本屋に売るより、よほどリスクが低く儲けも多い。監視カメラもそうそう付けられず、老人が夜になっても見回りするのは現実的じゃないし、街灯もほとんど無いから盗むのは簡単。夜中にスイカやキャベツみたいな盗みやすく単価も高い作物に目をつけて、ちょっと車を持ってきて素早く収穫、荷台に詰め込むだけで良い。あとはそこらの市場に流してしまえば足もつかない。